今日の単語 shrinkflation

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もはや実質値上げなんて過去の話?

Shrinkflation は shrink + inflation を合わせて作った造語で、いわゆる”実質値上げ”の意味ですよね。値段は同じだけどサイズが小さくなっているとか、値段も同じで袋も同じサイズだけど入っている量が少なくてびっくりするとか、そんな時に使える単語。私が初めてこの単語を知ったのは10年くらい前か。当時はまだ、お客様第一主義すぎて値上げができない、値上げしたいけど競争に負けたくないから値上げがしにくい、まるでボランティア精神でビジネスをしている個人経営者の方々など、日本ならではの状況を認識しました。

今や、実質値上げなんて言っている余裕はなく、原材料の値上げや人件費の高騰も重なって、値段も高くなり、かつ量も減っている状況になりました。ふと、shrinkflation って単語自体も死語になっていないか心配になりましたので、Chat GPT に聞いてみましたところ回答は以下のとおり。

The term “shrinkflation” is still very much in use and relevant today. Shrinkflation refers to the practice where companies reduce the size or quantity of a product while maintaining the same price, effectively increasing the price per unit without changing the visible price tag.

ということで、まだまだ使われている単語、使ってもおかしくない単語のようで安心しました。

Cambridge online dictionary の解説と例文を紹介しておきたいと思います。

Shrinkflation is the situation when the price of a product stays the same but its size gets smaller:

  • Shrinkflation is a cunning way of raising prices without actually raising the price of the product you are buying. 
  • Many products have been hit by shrinkflation.

Shrinkflation を cunning way と表現しているのが面白いなと思いました。shrinkflation って、結果として無駄な包装紙を増やすと思いますし消費者にはわかりにくいので 、cunning こざかしいやり方は避けてほしいなと思います。


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