今日の単語 easy does it

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こういう表現って意外と厄介ですよね?疑問文なの?it って何?誰がeasy? 何がeasy?「うー、よくわからん」となりがち。

結論として、easy does it は “Be careful!” の意味、と覚えておけばOKです。表現なので文としての構造だとかを考える必要はないですよ。ただし、この二つのニュアンスはかなり異なります。”Be careful!” よりも”Easy does it!” のほうがずっと優しいのです。ついつい日本人は “Be careful!” をよく使ってしまうので、外国人がかえってビックリしてしまうことがありますが。。。

“Be careful!”は、かなりダイレクトな言い方で、とっさに注意を促すときや危険回避のための警告、というニュアンスです。日本語で言うと「危ない!気を付けて!」「落石注意」とか、そういう感じです。

一方、”Easy does it!”は、優しく、穏やかに、励ます感じ、の表現です。英語の説明のほうがわかりやすいので紹介します。It suggests taking things slowly and carefully without causing alarm. It is often used in a supportive manner, encouraging someone to proceed with caution in a relaxed way. つまり、相手をびっくりさせないように、かつ前向きに応援するニュアンスで、「ゆっくり慎重にね」「気を付けて!」と伝えるときに使うようです。

例えば、職場の廊下で、前が見えないくらい大きな段ボール箱を運んでいる同僚がいたとします。あなたは横でその同僚を誘導しています。「気を付けてね、ゆっくりね」これは “Easy does it!” です。ところが、そこに突然、ドアが開いて誰かがでてきたとします。あなたはとっさに言います、「気を付けて!」ここは”Be careful!” ですね。

なみなみとコーヒーの入ったマグを持ってオフィスを歩いている同僚がいます。ここでは “Easy does it!”がよさそうですね。”Be careful!” でも許容範囲だと思いますが、おそらく「こぼすなよ!」的な気持ちが入ってしまうかも。

“Easy does it” is more suitable in situations where you want to encourage someone to handle something delicately or to take their time without creating a sense of urgency.

“Be careful!” is more appropriate when you need to quickly alert someone to a potential danger or risk.

気を付けて = be careful とだけ覚えて何年も過ぎた人は多いと思います。私もそうでした。でも、自分では知っている/わかっていると思っている表現も、アップデートしたりバリエーションを増やしたりする努力も必要だなと思います。そういうちょっとした表現のバリエーションでニュアンスの違いを出せると英語レベルがあがりますね。

簡単な表現でさえ努力が必要。油断できません。「これでよし!」は永遠にこないと心得よう。




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